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アジア株式市場サマリー:引け(13日) - ロイター (Reuters Japan)

[13日 ロイター] - 中国株式市場は下落して引けた。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に対する懸念で海外市場が値を下げたことに連れた。

ただ、他市場に比べて下げは抑制的となった。ウイルス感染拡大が中国国内では制御されているとの見方や、中国当局による追加の財政政策への期待を受けた。

上海総合指数.SSEC終値は36.0591ポイント(1.23%)安の2887.4265。

上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数.CSI300終値は55.598ポイント(1.41%)安の3895.313。

一時はそれぞれ4.2%、4.7%値を下げた。週間ベースではそれぞれ4.8%安、5.9%安。

中原証券のアナリスト、張剛氏によると、中国政府が多くの景気下支え措置を既に取っているものの、預金準備率や金利の引き下げに対する期待も高まっているという。

香港市場も下落して引けた。

シドニー株式市場は大幅反発した。一時8%安だったが、米国による追加刺激策への期待感が広がり、プラス圏に浮上。S&P/ASX200指数はヘルスケアや金融、エネルギー株を支えに前日終値比4.4%高で終了し、上げ幅は11年超ぶりの大きさだった。

ただ週間では2008年の金融危機以来の大きな下げ。新型コロナウイルスの急拡大が経済成長の重しとなるとの見方が広がっている。

米下院のペロシ議長は12日、米ホワイトハウスと議員らが新型コロナウイルス対策で合意に近づいていると述べ、13日には合意内容が報告できるよう期待していると付け加えた。

ヘルスケア銘柄では、製薬大手CSL(CSL.AX)が豪ドルの下落を背景に一時11.9%上昇するなど好調だった。エネルギー銘柄も原油相場の2%高を受けて上昇。

ソウル株式市場は3日続落して引けた。週間では2008年の金融危機以来の大きな下げ。新型コロナウイルスの感染拡大をめぐる混乱で世界の株式市場が下落している。

総合株価指数(KOSPI)は下げ幅を一時8.4%まで拡大し、約10年ぶり安値に達した。この影響で取引は約20年ぶりに一時停止した。週間では13.2%下落し、08年10月以来の大きな下げだった。年初来では19.4%下落。

韓国の文在寅大統領は、感染拡大の影響を議論するため、中銀総裁を含む経済・金融分野の当局者トップらと緊急会合を開いた。

企画財政省は、韓国中銀と金融規制当局は、経済危機に対抗するため、財政・金融上の政策展開で緊密に連携すべきだとの認識で一致したと発表した。

外国人投資家は1兆2400億ウォン(約10億2000万ドル)相当の売り越し。

出来高は10億1811万株で、取引された904銘柄のうち上昇は30銘柄だった。

リフィニティブデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります

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March 13, 2020 at 07:09PM
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