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4月14日の海外株式・債券・為替・商品市場 - ブルームバーグ

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎米国市況:株が大幅反発、感染拡大ペース失速の期待-原油は急落

  14日の米国株式相場は大幅反発。新型コロナウイルスの感染拡大ペースが失速している兆しがいくらか出てきた。米企業の決算発表シーズンが始まり、市場の関心を集めている。

  • 米国株は大幅反発、決算発表シーズンがスタート
  • 米国債:30年債を除き総じて堅調、利回りは午後に下げ幅縮小
  • ドルはじり安、対円では4月1日以来の安値
  • NY原油先物は10%急落、減産も需給不均衡に打ち勝てず
  • NY金先物は続伸、1オンス1800ドル目前

  S&P500種株価指数は1カ月ぶり高値に急伸。大型ハイテク株が買われ、ナスダック100種株価指数は50日と100日、200日の移動平均線をすべて上抜けた。ヘルスケア製品大手ジョンソン・エンド・ジョンソンは急伸。 四半期増収と増配が好感された。銀行大手の JPモルガン・チェースとウェルズ・ファーゴはそろって下落。いずれも貸倒損失に備えて多額を引き当てた。米国債相場は上昇し、ドルは主要通貨に対して下落。原油は急落した。

  S&P500種は前日比3.1%高い2846.06。ダウ工業株30種平均は558.99ドル(2.4%)上昇し23949.76ドル。ナスダック総合指数は4%上昇した。

  米国家経済会議(NEC)のクドロー委員長は、トランプ大統領が数日内に経済活動の再開に関し「重大な発表」を計画しているとFOXビジネスで述べた。一方、米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ ファウチ所長は、経済活動を5月1日に再開させるという目標は国内の大半の地域にとって「やや楽観的過ぎる」との 認識を示した。AP通信が伝えた。

  外国為替市場では、ドルが2週間ぶりの低水準を付け、カナダ・ドル以外のすべての主要通貨に対して下げた。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は、0.5%下落。対円では一時0.7%下げて106円98銭。4月1日以来の安値を付けた後、ニューヨーク時間午後4時過ぎでは107円21銭。この日は米国債利回りにほぼ連動した動きだった。ユーロは対ドルで一時0.7%高の1ユーロ=1.0985ドル。欧州でのウイルス懸念が緩和に向かっているとの兆候を材料に、ショートカバーが入った。

  米国債相場は前日のレンジ内で、総じて堅調。午後の取引では長期債を中心に利回りがこの日の低水準から幾分か戻し、イールドカーブがスティープ化した。10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) 下げて0.75%。

  ニューヨーク原油先物相場は3日続落。主要産油国が減産で合意したものの、需要急減や大幅な供給過剰でその効果はほとんどなく、売りが膨らんだ。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物5月限は2.30ドル(10.3%)安の1バレル=20.11ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント6月限は2.14ドル安の29.60ドル。

  ニューヨーク金先物相場は4日続伸。逃避目的の買いが膨らみ、約7年ぶりの高値を付けた。新型コロナのパンデミック(世界的大流行)が世界経済に深刻な影響を及ぼし、企業収益を圧迫するとの懸念が高まった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は0.4%高の1オンス=1768.90ドルで終了。一時は1788.80ドルと、中心限月としては2012年10月以来の高値を付け、節目の1800ドルに近づいた。

  国際通貨基金( IMF)は最新の世界経済見通し(WEO)で、新型コロナウイルス感染防止のための「大規模ロックダウン(都市封鎖)」を受けて約100年で最も深刻なリセッション(景気後退)に陥ると予想。感染が長引いたり再来したりすれば、景気回復は予想を下回る恐れがあるとの認識を示した。企業利益の見通しが不透明な環境で、政府の刺激策や救済措置がリスク資産の上昇を維持できるかどうかにも、市場の関心は集まっている。

  市場分析ニュースレター「ザ・セブンズ・リポート」のトム・エッセイ氏は「特異な決算シーズンになる」と指摘。「どれくらいひどいダメージなのか。この一番重要な疑問にミクロ経済面での考察を与えてくれるという意味で、決算シーズンが極めて重要であることに変わりはない。今のマーケットを中長期的にうまく乗り切るには、この疑問に対する答えが必要とされている」と述べた。

原題: Stocks Surge on Virus Signs With Earnings in Focus: Markets Wrap(抜粋)

Dollar Drifts Lower With U.S. Yields as Shares Rise: Inside G-10(抜粋)

Treasuries Except 30-Year Hold Gains, Steepening Yield Curve(抜粋)

Oil Market’s 10% Plunge Defies Unprecedented Deal to Cut Output(抜粋)

Gold Rallies Toward $1,800 on ‘Massive Currency Debasement’(抜粋)

◎欧州市況:ストックス600が昨年11月来の最長連続高、ドイツ債上昇

  14日の欧州株は5営業日続伸。ストックス欧州600指数は昨年11月以来の最長連続高を記録し、強気相場入り目前となった。主要国で新型コロナウイルス感染者の増加ペースが減速していることが材料視されたほか、企業決算への注目も集まった。

  ストックス600は0.6%高、3月の安値からは19%値を戻した。この日は一時1.4%高まで買い進まれた。ドイツのDAX指数は1.3%上昇して引けた。

  エデンツリー・インベストメント・マネジメントのファンドマネジャー、クリストファー・ハイオーンズ氏は「相場は今の段階で適切な水準を見つけたようだ」と述べた。

  業種別ではヘルスケア関連株が高い。アストラゼネカは肺がん治療薬「タグリッソ」の術後補助療法試験が「圧倒的な有効性」を示したとして、予想よりはるかに早く第3相非盲検臨床試験に入ると発表したことが好感され上昇した。

  欧州債市場ではイタリア債を中心にユーロ圏周辺国債が売られた。ドイツ債は上昇。同国は「コロナ債」と呼ばれる共同債発行については反対している。

  イタリア10年債利回りは17ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して1.76%、ドイツ債とのイールドスプレッドは21bp拡大して215bpとなった。

  ドイツ債は幅広い年限で上昇。中核国債のパフォーマンスは準中核国債を上回った。英国債は下落した。

  ドイツ10年債利回りは4bp低下してマイナス0.43%。フランス10年債利回りは2bp下げて0.09%。

原題: European Stocks Near Bull Market in Longest Rally Since November(抜粋)

Peripheral Euro-Area Bonds Fall, Bunds Gain; End-of-Day Curves(抜粋)

(米国市況を更新します)

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April 15, 2020 at 03:58AM
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