アジア株式市場サマリー：引け（12日） - ロイター

 (配信時間に応じて内容を更新します)
    ［　１２日　ロイター］ - 
                                　終値     前日比         ％       始値       高値       安値  コード
      中国  上海総合指数     2891.5564   - 3.2456     - 0.11  2894.6171  2897.9018  2871.2300         
                                                                                               
            前営業日終値     2894.8020                                                         
      中国  ＣＳＩ３００指    3960.238     +0.058       0.00   3961.343   3970.112   3930.211  <.CSI30
            数                                                                                 0>
            前営業日終値      3960.180                                                         
      香港  ハンセン指数      24245.68    -356.38      -1.45   24358.00   24411.04   24136.20        
            前営業日終値      24602.06                                                         
      香港  ハンセン中国株     9832.10    -158.38      -1.59    9894.27    9924.61    9814.28         
            指数                                                                               
            前営業日終値       9990.48                                                         
      韓国  総合株価指数       1922.17     -13.23      -0.68    1938.62    1938.62    1905.17         
            前営業日終値       1935.40                                                         
      台湾  加権指数          10879.47    -133.79      -1.21   10974.51   10974.51   10854.51         
            前営業日終値      11013.26                                                         
        豪  Ｓ＆Ｐ／ＡＳＸ     5403.00     -58.20      -1.07    5461.20    5461.40    5374.00         
            指数                                                                               
            前営業日終値       5461.20                                                         
 
    中国株式市場は上海総合指数が小幅続落して引けた。新型コロナウイルスの感染拡大第２波への懸念が
高まっているほか、４月の生産者物価指数（ＰＰＩ）が４年ぶりの大幅な落ち込みを記録し、新型コロナ感
染症の世界的大流行による需要減退が浮き彫りになった。
    上海総合指数は一時０．５９％安まで売られる場面もあった。
    外貨建ての上海Ｂ株指数は５．１％安で引けた。前場には６．９％下落する場面もあった。
    チャイナ・フォーチュン・セキュリティーズのアナリスト、ヤン・カイウェン氏はＢ株指数の急落につ
いて、中国当局が計画している深セン証券取引所の新興企業向け市場「創業板（チャイネクスト）」の新規
株式公開（ＩＰＯ）改革が一部企業の上昇廃止につながることへの懸念が背景にあると指摘した。
    また、流動性が低いことがＢ株の変動を大きくしているかもしれないとも述べた。
    香港株式市場は反落。
    エネルギー株が２．４％安、ＩＴ（情報技術）株が０．０２％高、金融株が
１．２１％安、不動産株が２．４８％安。

    ソウル株式市場は続落。各国が経済活動再開に向け取り組む中、韓国国内外での新型コロナウイルス感
染拡大「第２波」に対する懸念が高まった。
    キウム証券のアナリストは、投資家は主に感染再拡大の可能性を注視しており、市場は新型コロナ問題
に左右されているようだと話した。
    外国人投資家は２６４９億ウォン（約２億１６２３万ドル）相当の売り越し。
    出来高は７億８３９１万株。取引された８９７銘柄のうち、１９２銘柄が上昇した。

    シドニー株式市場は反落。複数の国で新型コロナウイルス感染の第２波をめぐる懸念や中国が牛肉の輸
入を一部禁止したことが重しとなった。
    フランスやドイツは新型コロナ感染拡大鈍化を受け規制を緩和し始めたものの、新規感染者数が急増し
ている。ロシアやインドは１日としては最大となる新規感染者数を記録。中国の武漢市でも１１日、５人の
新規感染者が確認された。 　
    コモンウェルス・セキュリティーズの市場アナリスト、ジェームズ・タオ氏は「投資家は経済活動が再
開すれば第２波が来る可能性があると引き続き警戒している。きょうはヘルスケアや消費関連などディフェ
ンシブ銘柄だけが上昇した」と話した。 　
    最大の貿易相手である中国がオーストラリアの牛肉製造大手４業者からの輸入を禁止したことも投資家
心理を冷やした。 　
    オーストラリアと中国の関係は、新型コロナ感染拡大の起源をめぐる調査をオーストラリア政府が支持
したことで悪化した。ただ、オーストラリアの貿易相は牛肉輸入禁止が中国による報復だとの見方を否定し
た。
    鉱業株指数が下落し、全体の指数の重しとなった。鉄鉱石価格の下落が響いた。
    金融株指数も下落。前日まで続伸していた。４大銀行は０．７％─２．９％安。 　
    エネルギー株指数は原油安が嫌気され、２．５％近く下げた。 　一方、ヘルスケア関連株指数
は上昇。ドル高に支援された。 

    
 (リフィニティブデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります)
 
 

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May 12, 2020 at 03:53PM
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