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9月2日の海外株式・債券・為替・商品市場 - ブルームバーグ

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎米国市況:S&P500種が約2カ月ぶりの大幅高-ユーロは続落

  2日の米株式相場は上昇。 欧州株高の流れを引き継いだ。リスク資産のほぼ絶え間ない上昇が続いているが、この日は、テクノロジー銘柄が他の業種をアンダーパフォームした。

  • 米国株は上昇、S&P500種は約2カ月ぶり大幅高
  • 米国債は上昇、10年債利回り0.65%
  • ドルが続伸、ユーロは利益確定売りなどで続落-円も値下がり
  • NY原油は反落、製油所保守作業による需要後退意識
  • NY金先物は反落、投資家のリスク選好で需要後退

  S&P500種株価指数は約2カ月で最大の上げとなり、最高値を再び更新。出遅れ銘柄の一部に買いが入り、指数の上昇に寄与した。ラッセル1000バリュー株指数は1.7%高と、グロース株指数の伸び率を大きく上回った。この日は、年初からのパフォーマンスでワースト3に入る公益株と金融株が高い。S&P500種の公益株指数は3.1%高、金融株指数は1.5%上昇した。

  TIAAの世界市場担当プレジデント、クリス・ギャフニー氏は「全ての主要中央銀行が極めて緩和的な姿勢を維持している」とし、「世界的に実質金利がマイナスとなっていることから、投資家としては利益が見込めそうな投資先を探さざるを得ない状況だ」と語った。

  S&P500種は前日比1.5%高の3580.84。ダウ工業株30種平均は454.84ドル(1.6%)上げて29100.50ドル。ナスダック総合指数は1%の上昇。米国債市場では、10年債利回りが2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.65%。

  外国為替市場ではドルが続伸した一方、ユーロは続落。ユーロは前日に一時、2年ぶり高値を付ける場面もあったが、その後は軟調な展開となっている。

  主要通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%上昇。

  ユーロは対ドルで0.5%安の1ユーロ=1.1855ドル。前日に1.2011ドルに上昇して以降、利益確定売りなどで下押し圧力がかかっている。ドルは対円で0.2%上げて1ドル=106円18銭。

  ニューヨーク原油先物相場は反落、約3週間ぶりの安値となった。米エネルギー情報局(EIA)発表の週間統計は原油とガソリンの在庫減少を示したが、秋に多くの製油所が保守作業に入ることで製油需要が後退する見通しが意識された。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物10月限は1.25ドル(2.9%)安の1バレル=41.51ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント11月限は1.15ドル安の44.43ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反落。金融当局者のハト派的 見解が投資家のリスク選好を支え、この日は米欧株式相場が上昇。またドルが値上がりしたことで、金の代替投資需要が後退した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は1.7%安の1オンス=1944.70ドルで終了。

原題: S&P 500 Index Jumps to Biggest Gain in Two Months: Markets Wrap(抜粋)

Dollar Extends Rebound With Euro and Krone Lagging: Inside G-10

Oil Drops With Upcoming Refiner Maintenance a Warning for Demand

PRECIOUS: Gold Falls With Investors Seeking Equities and Dollar

◎欧州市況:3週ぶり大幅高、ユーロ安に反応-イタリア債が上昇

  2日の欧州株は反発、3週ぶりの大幅高となった。ユーロが2年ぶりの高値から下落し、輸出業者にとって支援材料となった。ユーロ高に伴い株式の上げは抑制されていた。

  ストックス欧州600指数は1.7%高。前日までは4日続落だった。同指数は主要な抵抗線である200日移動平均を突破した。ヘルスケア、化学銘柄が買いを集めた。ユーロは対ドルで一時0.8%下落。ポンドも安い。英FTSE指数は1.4%上昇した。

  新型コロナウイルス感染症(COVID19)のワクチン開発に関する報道にも注目が集まった。米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長は、カイザー・ヘルス・ニュースのインタビューで、臨床試験で圧倒的に良好な結果が示されれば、予想よりも早期にワクチンが手に入る可能性があると述べた。

  欧州債市場では周辺国債と準中核国債が上昇、利回り曲線のブルフラット化をけん引した。欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーでチーフエコノミストのレーン理事が、追加金融緩和の余地がまだ残っている可能性を示唆したことが手掛かり。

  英国債も高い。英国と欧州連合(EU)の通商協議でEU側の代表を務めるバルニエ首席交渉官が、10月末までに英国との合意が必要との見解を述べたほか、イングランド銀行(英中央銀行)のラムスデン副総裁が「量的緩和の拡大が必要な場合、大幅にそうできる余地がある」と発言したことに反応した。

  イタリア債の利回り曲線はブルフラット化。ドイツ債とのイールドスプレッドは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)縮小して144bpとなった。ドイツ債のパフォーマンスは米国債を上回った。

  英国債は10年債を中心に上昇した。市場が織り込む英中銀の次回10bpの利下げ時期は2021年9月と、前日から変わらず。

  ドイツ10年債利回りは6bp下げてマイナス0.48%。フランス10年債利回りは7bp下げてマイナス0.19%。イタリア10年債は7bp下げて0.97%。

原題:Euro-Area Bonds Bull-Flatten: End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

European Stocks Rise Most in Three Weeks Boosted by Euro’s Slide(抜粋)

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September 03, 2020 at 04:32AM
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