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5週連続トリプル高の新興国市場、リスク残るも21年の一段高を確信か - ブルームバーグ

年末期間に相場が冷え込むリスクはあるものの、新興国市場の投資家は現状に不満を言えないだろう。

   新型コロナウイルスワクチン接種プログラムの一部諸国での開始、商品相場の上昇、 米経済対策協議のこう着打開見通しなど、新興国市場資産の積極的な買いを正当化する追い風は強く吹いており、新興国の株式、通貨、債券は週間ベースで5週連続上昇。国際金融協会(IIF)によると、新興国市場への資金流入は11月に月間ベースで過去最高となった。

  未来アセット・グローバル・インベストメンツのマルコム・ドーソン氏(ニューヨーク在勤)は「低金利や経済対策観測の高まり、新型コロナワクチンの開発進展に伴う『質への逃避』巻き戻しを受け、ドル下落は続く見通しであり、それは株価の押し上げ要因となるはずだ」と指摘した。

  ただ、これまでと同様、リスクは決して遠のいていない。トレーダーは新型コロナ感染 拡大の継続だけではなく、多くの新興国で新たなショックによる打撃を和らげるための弾薬が少なくなる中、世界の景気回復が失速する兆しを引き続き注視する。ゴールドマン・サックス・グループは、南アフリカ・ランド、メキシコ・ペソ、インド・ルピーなど高金利通貨の2021年見通しに一段とポジティブになっているものの、新興国市場の相場がここから戦略的に上昇する余地は抑えられる可能性があるとの見方を示した。

  ただ、シティグループによると、21年に新興国市場が一段高になるとの確信が広がっているため、投資家の関心は持続する見通しだ。8日発表の南アフリカ共和国の国内総生産(GDP)では、同国が7-9月(第3四半期)に約30年間で最長のリセッション(景気後退)を脱却したことが示される可能性がある。ブラジル、チリ、ペルー、ウクライナの各中央銀行は今週、政策金利据え置きを決定すると予想されている。

原題: Emerging-Markets’ Prospects Bright, Even If Risks Never Far Away(抜粋)

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December 07, 2020 at 09:43AM
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