11月の米大統領選に向けた民主党の候補選びの初戦となるアイオワ州党員集会は、遅れていた集計作業が終了し、前インディアナ州サウスベンド市長のブティジェッジ氏が僅差でサンダース上院議員を破った。アイオワ州の党支部が明らかにした。
得票率はブティジェッジ氏が26.2%、サンダース氏が26.1%。
ウォーレン上院議員は18%で3位、バイデン前副大統領は15.8%で4位、クロブシャー上院議員は12.3%で5位だった。
ブティジェッジ氏は38歳の穏健派。世論調査で一時首位に立っていた穏健派のバイデン氏は4位に終わっており、今後の選挙活動に不安を残すと結果となった。
集計作業は、新たに導入されたモバイルアプリに関連した問題で大幅に遅れていた。
集計結果の正確性に疑問が生じる事態を受けて、民主党のペレス全国委員長は6日、集計結果を再点検するよう要請した。
ペレス氏はMSNBCとのインタビューで、アイオワの全ての投票者が、自分が投じた1票が確実に集計されていると分かるようにする、と説明した。
また、結果の再点検により41人の代議員の比率が変わる可能性は低いとの見方を示した。
民主党のアイオワ州委員長を務めるトロイ・プライス氏は、候補者から要請があった場合のみ、再点検を実施すると説明した。
最終結果公表前にサンダース氏は「アイオワ州が与えてくれた力強い勝利」に感謝するとコメントした。その後、CNNでのイベントで、再点検を要請するかと質問された際、アイオワでは十分に支持を獲得したとし、次戦ニューハンプシャー州に焦点を当てるべきだと述べた。
また、最終的にブティジェッジ氏と同じ数の代議員を獲得するだろう、と自信を示した。
*内容を追加しました。
[ワシントン 6日 ロイター]
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2020-02-07 03:19:16Z
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