[ニューヨーク 10日 ロイター] - 米国株式市場は、一時の大幅な下げから切り返して取引を終了した。新規失業保険申請件数の増加が嫌気されたものの、新型コロナウイルス経済対策法案を巡る協議進展の兆しを受け、持ち直す展開となった。
米労働省が10日発表した12月5日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は85万3000件と、前週の71万6000件から予想以上に増加。9月半ば以来の高水準となり、追加景気刺激策の必要性を示した。
これを受け、主要株価指数は下落して開始。S&P総合500種は一時0.75%下げる場面もあったが、新型コロナ経済対策法案を巡る超党派の協議について、ムニューシン財務長官と民主党のペロシ下院議長が「大きな進展」が見られるとの認識を示したことが支援材料となった。
グローバルト・インベストメンツのシニアポートフォリオマネジャー、キース・ブキャナン氏は、新型コロナウイルスを巡る状況がテーマになっていると指摘。状況は悪化しており、経済対策の時期や規模を巡る不透明感から市場ではボラティリティーも高まる、との見方を示した。
さらに「これがトレンドの始まりなら、現在の非常に厳しい環境の先を見越して、楽観を維持できるかどうか市場の力が試される」と語った。
市場は10日に開催される米食品医薬品局(FDA)諮問委員会の会合にも注目している。同会合ではファイザーの新型コロナワクチンの緊急使用を巡る討議が行われる。一部の当局者は、FDAが承認した場合、今週末にもワクチン接種が開始される可能性があるとしている。
ナスダック市場に上場した民泊仲介大手のエアビーアンドビーは146ドルと、新規株式公開(IPO)価格(68ドル)の2倍以上となる初値を付けた。終値は144.71ドル。
S&Pのエネルギー株指数は6カ月ぶりの高値で終了。北海ブレント先物が3月上旬以降初めて50ドルを上回ったことに支援された。経済再開による恩恵を受けるとみられる銘柄に投資家が注目する中、同指数は今四半期に36.2%高とS&Pの主要11セクターで最も良好なパフォーマンスとなっている。
米取引所の合算出来高は103億1000万株。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.27対1の比率で上回った。ナスダックでは1.66対1で値上がり銘柄数が多かった。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 29999.26 -69.55 -0.23 30032.55 30063.87 29876.82
前営業日終値 30068.81
ナスダック総合 12405.81 +66.86 +0.54 12247.55 12431.56 12214.74
前営業日終値 12338.95
S&P総合500種 3668.10 -4.72 -0.13 3659.13 3678.49 3645.18
前営業日終値 3672.82
ダウ輸送株20種 12689.17 -113.85 -0.89
ダウ公共株15種 854.06 -2.70 -0.32
フィラデルフィア半導体 2733.67 -1.10 -0.04
VIX指数 22.52 +0.25 +1.12
S&P一般消費財 1263.45 -1.62 -0.13
S&P素材 446.52 -3.20 -0.71
S&P工業 746.29 -7.02 -0.93
S&P主要消費財 688.71 -3.42 -0.49
S&P金融 476.18 +0.77 +0.16
S&P不動産 224.16 -1.09 -0.48
S&Pエネルギー 309.95 +8.81 +2.93
S&Pヘルスケア 1303.91 -2.57 -0.20
S&P通信サービス 218.71 -0.71 -0.32
S&P情報技術 2187.20 +1.60 +0.07
S&P公益事業 313.72 -1.61 -0.51
NYSE出来高 10.10億株
シカゴ日経先物3月限 ドル建て 26685 + 55 大阪比
シカゴ日経先物3月限 円建て 26645 + 15 大阪比
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December 11, 2020 at 05:21AM
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米国株式市場は一時の大幅安から切り返す、経済対策に注目 - ロイター (Reuters Japan)
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