レッドソックスを率いるロン・レネキー監督は3日、先発左腕クリス・セール投手が左肘に痛みを訴え、MRI検査を受けたことを明らかにした。

肺炎により準備が遅れていたセールは、1日にバッターボックスに打者を立たせて練習を行った。同投手は肘の炎症により昨年8月13日のインディアンス戦を最後にシーズン残り全休となっており、打者を迎えての投球はそれ以来のことだった。

だが、セールは18球を投げた翌日、肘に痛みを訴えたという。チームドクターはMRI検査の結果をジェームズ・アンドリュース医師のもとへ転送している。レネキー監督は「もちろん我々はこの件で心配している」とコメント。編成責任者のチャイム・ブルーム氏も「昨シーズンの出来事や、彼がわれわれにとっていかに大事な選手かということを考えると、気がかりだ。一時的な問題であることを願うが、心配せずにはいられない」と話した。

昨年炎症を起こした際は手術を回避し、多血小板血漿(PRP)療法を受けていたセール。昨オフに経過観察でアンドリュース医師を訪れ、春季キャンプの準備開始に向け、許可を得ていた。(AP)